神田カレーグランプリのレトルトカレー4種を食べた感想・レビュー

 

S&Bから期間限定で販売されている「日本屈指のカレー激戦区の祭典 神田カレーグランプリ」という商品名で4種類が同時発売されたレトルトカレーを全て食べました。

S&Bでは「噂の名店シリーズ」という実際の店舗とタッグを組んで販売されている商品があるのですが、これがなかなか美味しいんですよ。なので、今回の神田カレーグランプリの有名店とのコラボも大いに期待しています。

というわけで今回は神田カレーグランプリのレトルトカレー4種を食べてみた感想・レビューを書いていきたいと思います。

 

今回の神田カレーグランプリ商品は全4種類

  • 第1回優勝:Bondyのチーズカレー
  • 第2回優勝:mandaraのサグチキンカレー
  • 第3回優勝:日乃屋の和風ビーフカレー
  • 第4回優勝:100時間カレーB&Rの欧風ビーフカレー

 

今回タイアップされたのは上記の4種類です。私としては第2回優勝のサグチキンカレー以外は興味があったんですけど、それは私が大好きなバターチキンカレーを販売しているマンダラのレトルトカレー…。これは全部美味しいでしょ!!

ちなみに最初にチーズカレーと和風ビーフカレーを購入したのですが、この2種類を食べ終わってから残りの2種類を購入するためにスーパーを訪問したところ、在庫がチーズカレーとサグチキンカレーしかなかったので、和風&欧風のビーフカレーは物凄い勢いで売れているのかもしれません。

ちなみに公式ホームページでは既に生産を中止している旨の記載があるので、よほど販売が好調で「再開しまーす!」とでもならない限り、入手が難しくなっていくことが予想されます。気になっているという方は、ぜひお早めに。

※好評だったせいか、期間限定で再販されたようです。

 

第1回優勝 Bondyのチーズカレー

 

まず辛さ的には全く期待できませんが、チーズカレー特有のまろやかさに期待がかかる商品です。

私は辛いカレーばかりを食べていますが、たまーにこの手のマイルドなチーズカレーが食べたくなるくらいチーズカレーも好きなので、商品ラインナップを見た際は真っ先に本製品を手に取りました。

 

チーズの風味が溢れるカレー

 

パウチを開けた瞬間に漂ってくるチーズの香りは、チーズカレー好きにはたまらない香りだと思います。とても濃厚で、食欲をそそられる香りでした。ご飯にかける際にもしっかりと重量感が感じられて、かなりの量のチーズが使用されていることが伺えます。

私はボイル調理で食べることが多いのですが、他のチーズカレー系の商品だと「あまりチーズが溶け切っていない」ことが多く、割と長めに湯煎しています。しかし本製品は、通常の時間でもしっかりカレーソースとチーズが混ざり合っていて、とても奥深いソースに仕上がっていました。

 

具材は牛肉とマッシュルーム

 

具材に関しては、かなり探してやらないと見つけられないくらいの量ですが、牛肉とマッシュルームが食感としてのワンポイントになっています。

個人的には「チーズカレーは具だくさんじゃない方がいい」と思っているので、特に具材の少なさはマイナス点ではありません。

 

マイルドで上品な味

 

香りの時点でかなり期待が持てるカレーでしたが、予想通りメチャクチャ美味しいチーズカレーです。もしかすると、これまで食べてきたチーズカレーの類の中で1番好きかもしれません。

濃厚なチーズとバターのよるマイルドな味わいの中にも、カレーらしい刺激が残されているというか・・・。決して辛くはないんですけど、食べた時に後味として残るカレーの刺激が好きですね。単なる甘ったるいカレーとは一線を画していると思いました。

 

チーズカレーという括りでは☆5

 

個人的には辛いカレーの方が好きなので、チーズカレー自体をそんなに食べません。そのため公正な判断がしにくい部分もあるんですけど、これまで食べてきたレトルトカレーにおける「チーズカレー」の中では、☆5の評価をしたいくらい好きな商品です。

実際のお店「欧風カレーボンディ」に行ってみたいとも思いましたし、期間限定商品なのでとりあえず在庫を確保しておこうと思えるくらいの商品でした。チーズカレーが好きだという人には、文句なしにおすすめします。

 

第2回優勝 mandaraのサグチキンカレー

 

ほうれん草とカシューナッツの深い味わいがウリとのことですが、やはり私のように「カレーは茶色いのが食欲をそそるんだよなぁ」と思っている人にとっては、なかなか敷居の高い緑色のカレーです。

しかし、このmandara(マンダラ)というお店から販売されているバターチキンカレーは至極の一品でしたので、食わず嫌いは勿体ないと思い購入してきました。

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美味しいレトルトカレー!マンダラのバターチキンカレーを食べてみた

 

意外と美味しそう

 

グリーンカレーの類はあまり食べません。確か通常のグリーンカレーは青唐辛子の色だったと記憶していますが、本品はほうれん草の色です。

ゴロっとした鶏肉や、緑色のカレーソースの中にも一見するとラー油のような赤い辛そうな油が散見されます。これは期待できそうですよ。

 

辛さのある本格派カレー

 

見た目的に美味しそうと思うかどうかは、グリーンカレーに対する偏見があるかどうかで大きく変わると思うんですが、メチャクチャ美味しいですよ。正直に言って「あー、これは優勝するわ」って感じ。

確かに最初の期待が低かったことによって、ハードルが下がり切っていたことも否定はしません。しかし「これなら10食まとめ買いしてもいい」と思えるほどの美味しさですね。

ただ、中辛という表記はありますが、辛いのが苦手な人には食べられない辛さがあります。私の体感的には、通常のレトルトカレーの辛口と同等かそれ以上の辛さに感じました。

 

鶏肉のアクセントも◎

 

鶏肉のアクセントも非常に良く、カレーソースとマッチしています。鶏肉が入ることによって食感にも楽しみがあるので、本当にあっという間に食べ終わってしまいました。

カシューナッツの風味もいいですね。ココナッツのようなマイルドさなのですが、不快な甘みにはなっておらず、とても口当たりの良いカレーです。カレーにココナッツの組み合わせは苦手だという人も、これなら美味しく食べられるでしょう。

辛いのが苦手な人でなければ、是非とも食べてもらいたいカレーですね。mandera、すっげー行ってみたい。

 

第3回優勝 日乃屋の和風ビーフカレー

 

「フルーツの甘み」というのが私としてはあまり好ましくありませんが、ラインナップの中では冒険の意味を込めてコチラをチョイスしました。

というのも和風ビーフカレーってあまり食べたことがないような気がしたので、「和風ってなんぞや?」という興味が強かったからかもしれません。

 

見た目的には美味しそうだが・・・

 

パウチを開けた際に広がる香りにはあまりそそられなかったのですが、とろみ具合といい見た目といい、ご飯の上にかけた段階ではメチャクチャ美味しそうな感じがしました。

 

存在感のあるビーフが魅力

 

具材には非常に大きなビーフの塊が使用されているのですが、この圧倒的な存在感は他のレトルトカレーでもあまり類を見ないレベルです。

全面的に「豚の角煮」などのネーミングを押し出してくる商品にはこういうのも多いんですけど、単なる「ビーフカレー」という名称の商品で牛肉のごろっと感を押し出していない商品は他にないような気がします。

肝心の味もカレーソースとうまく絡んでいましたし、食感的にも柔らかくて美味しいビーフでした。

 

甘みと辛みをどう感じるかで評価は大きく分かれる

 

本製品は「お店の中辛」という辛さレベルが記載されていますが、S&Bの商品レベルでの辛さは5段階中で5レベルに設定されています。そのため、辛いのが苦手だという人は食べられないんじゃないかと思うくらい刺激のある商品です。

一方で口に運んだ際の第一印象としては、フルーツの甘みについても大きく感じられるので、ハッキリいうと「甘いあとに辛さがくる、不思議な感じ」なんですよね。これが受け入れられるかどうかで、本品の評価は大きく分かれると思います。

個人的にはカレーは辛いのが好きで、フルーツの甘みに関しては得意ではないので、特に「リピしたい!」というような感想は持ちませんでした。

 

第4回、第6回優勝 100HOURS CURRYの欧風ビーフカレー

 

今回タイアップされているレトルトカレーの中で、唯一2回の優勝を誇っているのがコチラの商品です。ソテード・オニオンとビーフの深い味わいというキャッチコピーにもあるように、とてもオシャレな雰囲気の漂うレトルトカレーですね。

100時間カレーというお店の名前にもあるように、じっくりと熟成されたカレーソースに期待できそうです。

 

ブラックカレーの如き黒さ

 

見た目的には非常に黒く、香りはそこそこ食欲をそそられるのですが、お世辞にも見た目で「美味しそう!」とは思いませんでした。ただカレーソースの色合いが、普通の黒とは違うんですよね。

目を近付けると分かる「ハンバーグなどにかけるデミグラスソースを思わせるような鮮やかさ」と言うか、なんとなくオシャレな味わいが期待できそうな雰囲気です。

 

濃厚&オシャレなカレー

 

個人的には、良くも悪くも想像通りの味で、普通に美味しいレトルトカレーでした。ただ、レトルトにする過程で、本来のカレーが持っているクオリティが下がっているような感じって言うんでしょうか。

たまにカップ麺でも有名店の名前で登場してる商品で「実際の〇〇ラーメンは美味しいけど、カップでは再現しきれてないな」っていうのあるじゃないですか?あんな雰囲気を感じます。

美味しいっちゃ美味しいんですけど、2回も優勝しているわけですから「こんなもんじゃないだろう」とも思えるんですよね。

 

ビーフの旨み

 

第3回優勝の和風ビーフカレーほどではありませんが、そこそこの大きさのビーフが入っています。カレーソースとの相性も抜群でした。辛さに関しても通常のレトルトカレーでいう中辛程度なので、本シリーズの中では1番お客さんウケしやすいんじゃないかと思いますね。

個人的には想像を裏切るというか、想像を超えてくる何かがあれば嬉しかったのですが、よくも悪くも無難な味に落ち着いています。美味しいけど、他の3品と比べると感触後の感想があまり残らない無難な感じにも感じました。

 

最後に

今回の4つの商品で個人的な順位を組むと、以下のような順位になります。

  1. サグチキンカレー
  2. チーズカレー
  3. 欧風ビーフカレー
  4. 和風ビーフカレー

どのようなカレーを求めているかによりますが、サグチキンカレーは意外性においても味においても群を抜いていました。ただ、他の商品と比べると辛いので、辛いのが苦手な人ならチーズカレーや欧風ビーフカレーを1番に推すんじゃないかと。

そういう意味でも、今回食べた4つのレトルトカレーは好みが大きく分かれるかと思います。いずれにしてもレトルトの完成度は大きく振り切っている商品です。期間限定で今後は手に入らないかもしれませんので、興味のある人はぜひ食べてみてください。