S&Bから販売されているレトルトカレーのシリーズで「噂の名店シリーズ」というものがあるのですが、レトルトとは言いながらも本格的なカレーが多く、個人的にはメチャクチャ気に入っているんですよね。
今回はその中から「すぱいす」という東京の荻窪にある名店の「骨付きチキンカレー」を食べてみました。
実はこの商品、長らく気にはなっていたんですけど、全然スーパーで取り扱われていないんですよ。
あまりにも置いてないので、通販で購入しちゃいました。というわけで、早速食べていきたいと思います!
すぱいす
荻窪駅西口を出てすぐの所にあるインドカレーを取り扱っているお店で、かなり評価を得ているお店さんのようですね。
食べログから引っ張ってきた本物の骨付きチキンカレーは上記画像のような感じみたいです。
なんともオシャレな雰囲気の漂うカレーだと思いませんか?今回ご紹介するレトルトカレーは、この骨付きチキンカレーのレトルト版ということになります。
シャバシャバなカレー
まずパウチを開けてビックリしたのが「すごくシャバシャバなカレー」ということです。
実際の店舗に足を運んだことがある方ならご存知でしょうし、箱パッケージの写真を見てみても容易に想像は付くんですけど、完全に見落としていました。
というのも私、シャバシャバカレーってあんまり好きじゃないんですよね。基本的にとろみのある食べ物が好きなので・・・。
わかりますかね?カレーソースの部分だけすくうと、ままで液体というかカレースープみたいな感じです。
ご飯部分もこんな感じで、ご飯がカレーにかかっているというよりも、ご飯がカレーにおぼれているというような感じです。
好きな人にはたまらないでしょうけど、私のように「シャバシャバカレーはちょっと・・・」という人は注意してください。
余韻のある辛さ
本製品にはサブタイトルがあって、それが「ブイヨンとスパイスの爽快な余韻」というものなんですけど、それがハッキリとわかるくらい、イイ意味で余韻のあるカレーだと思いました。
まず香りに関してはそこまで強くなく、いわゆる「部活終わりの帰宅途中にどこからともなく香ってくる殺人級のイイ香り」というのは感じません。
骨付きチキンのインパクトこそあるものの、普通に見て「美味しそう!」という感じはしませんでしたね。
そして肝心の辛さが面白いんですけど、パッケージに辛さレベルは5段階中の5になっているので、おそらく辛いのが苦手な人だと食べられないレベルです。
私はレトルトカレーの辛口を食べても別に辛いと思わないレベルなので、まったく辛くありませんでした。
・・・が、尾を引くようなカタチで熱くなってくるんですよ。
不自然に作られた辛さじゃなくて、押し寄せる余韻というか「これがすぱいすと名乗っている所以なのかな?」と思えるくらい、面白い味わいでしたね。
辛いというわけではないんですけど、ジワジワくる辛みみたいなものが堪能できるので、そういう意味では斬新で面白いカレーだなぁと思いました。
圧倒的な存在感を持つ骨付きチキン
1番のセールスポイントというか目玉なのは、圧倒的な存在感を放っている骨付きチキンです。
まぁこれを目当てに本製品をチョイスするという人はいないと思いますけど、レトルトカレーに入っている丸ごと系の具材としてはインパクトがあっても、普通の骨付きチキンと比べたらややちゃっちいです。
味としてはカレーソースが染み込んでいるせいか非常に柔らかく、お肉と骨との分離もスムーズで食べやすいです。
個人的には油で揚げた塩コショーの効いた骨付きチキンが大好きなんですけど、そういうようなジャンク感とは程遠いチキンでした。
お肉の味で勝負しているというよりは、食感にアクセントを付けるという意味合いが強いように思います。
こちらが最終的に残った骨です。これでボリュームを稼いでいるという一面もあるので「お肉としての食べごたえはやや物足りないような気がする」というのが正直な感想ですね。
数ある具材の1個という立ち位置であれば申し分ないんですけど、これ1つで勝負しているという点を考えると、少し寂しいような感じは否めません。
最後に
本製品を食べてみた率直な感想としては、美味しいというよりも面白いという印象です。
噂の名店シリーズは大体スーパーで見かけることが多いんですけど、本製品は通販にて購入しましたので、もしかすると「売れないから置いてないのかな?」と思う部分も正直ありますね。
決してマズいわけではありませんが「300円払って買うか?」と言われると、恐らく私は買わないと思います。
なので、あくまで「シャバシャバなカレーが食べたい!」という人や「スパイスの余韻が楽しみたい!」という人におすすめのレトルトカレーです。